<森林生活>シーダ・バーンの番頭ブログです。
私たちが目指しているのは、伝統の知恵と現代的なセンスがミックスされた暮らし。
シーダ・バーン(杉の納屋)を拠点に、自然と寄り添う家づくりを提案しています。

番頭、「断舎離」でペコリ。

番頭です。

所長より、突然13y邸で反射防止材として02x邸で使用したカツラダグレーチングの見本を
用意とのこと。


所長が菊竹清則設計事務所在籍当時、店舗のガラスが、
ご近所のお宅に、反射して,大騒動に。
その時の反射防止材として、このカツラダグレーチングが大活躍。

それより、数年後、所長、菊竹学校卒業。めでたく独立。

02x邸のガレージ扉で「反射」より、「見え方」、
つまり風通しを損なわず、
角度によって見え隠れし。おまけに風通しもする材として、再度、カツラダグレーチング再登場。

そして、02x邸より10年後、13y邸で再々登場の予定のはず・・・
所員の紙ファイルに保存してあったカタログ
番頭、「断舎離」で処分。

13y邸で用意の依頼があった時、所長も番頭も、「カツラダグレーチング」の名前、思い出せません。
タダ見本があったこと、二人とも覚えていました。
名前さえ思い出せば、見本取り寄せ可能。

番頭、狼狽。

頼るのは、当時の紙楳体です。
在りました。
5分とかかりませんでした。

当時の担当者は,設計した者も、現場を担当した者も
紙媒体を大事にし、現場が終わっても紙楳体、「断舎離」しません。
おいそれと「捨てる」なんて、出来ません。
日々書き込んでいきます。現場が終わると「紙媒体」は、「達成感」と「教科書」になります。
そういう自分だけの「教科書」と化した「紙ファイルの資料」を、手元におきながら、
次の仕事に役立ていきます。

番頭の計画していた「整理整頓」を見直さなければ。
所長、談、「あの見本だけは、取っておいてほしかった。」
番頭、ペコリ。

カツラダグレーチングは残念ながら10年前に、廃盤したそうです。
所長、13y邸反射防止については、さらなるアイデア❢